FISHING KNOTS(4)
ソルトウォーター・スポーツアングラーのための実践ノット詳説
スイベルやフックとの接続
インストラクター/石丸益利
インプルーブド・クリンチノット Improved Clinch Knot
インプルーブド・クリンチノットはフックやスイベル、ルアーなどを結ぶ時に最も多く使われるノットである。このノットはとても簡単で素速く行なえ、しかも結接強度はライン強度の95%。このノットに適しているのは12Lbテスト以下のラインで、これ以上太いラインの場合は3&1/2回ツイストをしてクリンチノットを行なうとよい。
トライリーン・ノット Trilene Knot
トライリーンノットはスイベルやフックのアイにラインを2回通すところからダブルクリンチノットとも呼ばれる。基本的にはクリンチノットと同様だが、最後にラインエンドで作られたスペースにラインエンドを戻さずにそのままノットを締め込んでフィニッシュする。インプルーブド・クリンチノットと同様に簡単な接続法だ。
ホーマーロード・ループノット Homer Rhode Loop Knot
ホーマーロード・ループノットはモノフィラメントやコーティングワイヤーにルアーを結ぶ時に使われる。完成したノットがループ状になるのが特徴である。このノットは別名フリーノットとも呼ばれ、ルアーとの結接部分がフリースウィング(首振り)する。スイベルやスプリットリングを使わなくてもルアーが自由に動き、アクションを損なうことなくルアーを結ぶことができる。