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ウルトラ・ライト・タックルの世界
50:1の記録を目指して

成田正宏

先鋭達がいる。ライン強度比50倍の記録を目標に、釣技の研鑽に努め、洋上で多くの時を過ごしているスポーツアングラー達がいる。三水会に属する彼らの活動には目が離せないものがある。世界には1976年10月7日に、オーストラリアのケアンズ沖で10kg(20Lb)テスト・ラインで記録された476.73kg(1,051Lb)のシロカジキ(ブラックマーリン)の大記録があるが、今回紹介する成田さん達のグループは、国内で、それを上回る記録にチャレンジしようというのである。ウェブ・マガジン『スポーツアングラーズ』では、彼らの活動に熱き期待を寄せている。

 
 

ライト・タックルの定義

なぜライト・タックルなのか? 何がライト・タックルなのか? このテーマは、あくまでも各自の個人的見解に属するものだと私は思う。私の仲間の菅野氏は、10kg(20Lb)ライン・クラスでもライト・タックルと認めているが、阿部氏のように4kg(8Lb)以下でなければライト・タックルとは呼べない! と主張する輩もいる。そして私の場合もまた、両者とは違う6kg(12Lb)以下をライト・タックルと呼んでいる有様である。
私の立場は、巷でよく言われるような、狙う魚種(重量)に対して、使用するタックルのライン強度差が大きいものをライト・タックルと称するような(例えば、100kgの対象魚に対しては、10kg(20Lb)ラインでも、その比率から考えるとライト・タックルと呼ぶような)ものではない。
アングラーの体力、技術、リールのドラグ性能、ウォータープレッシャー、ロッドのテンション、フック・アップの際のテクニックといった要素と、ライン強度とのバランスを考えてみると、6kg(12Lb)張力以上とそれ以下では、まるで難易度が違うように思えるのである。言い換えれば、8kg(16Lb)以上のラインでは、余程の大物でも、ライン・ブレイクに対する恐怖感はない。ところが、6kg(12Lb)以下になると、前述したさまざまな要素がもろにライン・ブレイクへとつながるのである。つまり、“余程のことがない限り…”というラインに対する信頼度の分岐点が、私の場合は6kg(12Lb)ラインなのである。結果、10kgの魚に4kg(8Lb)のラインを使用する方が、100kgの魚に10kg(20Lb)のラインで挑むことよりも難しいと思えるのである。

ライト・タックル・ビッグゲーム世界

次に、私の釣友達の話も混じえながら、今までの釣果について話してみよう。
1987年7月9日に与那国島沖で記録した29kgのバショウカジキと、同月13日に同じく与那国島沖で記録したクロカジキの66kgは、共に6kgラインでキャッチしたものだが、(バショウカジキはライン比4.83倍、クロカジキは11倍)両記録を比較しながら私達のフィッシング・スタイルを説明してみようと思う。

<タックル及びメソッド>

その時に使用したタックルは、●リール/フィン・ノール・ライト12-20、●ロッド/フィン・ノール12Lbクラス、●ライン/アンディ12Lbトーナメント・ライン、●ベイト/25cm程度の小さなカツオとキメジのデッド・ベイトとライブ・ベイトであった。
この時期になると、与那国島沖には、小さな、100g程度の本ガツオやキメジが入り、ライト・タックルのベイトに最適のエサがパヤオ周辺で釣れる。
バショウカジキの時は、このキメジのライブ・ベイトを流している際にストライクがあった。ただ、この時に使用していたアウトリガーは、FRP製の磯竿のようなもので、非常にしなりが大きく、そのためラインのテンションが吸収され、かなり緩めにしておいたローラー・トローラーからラインが外れず、3〜4度目にアウトリガーが大きくしなった時に釣友の菅野氏がボートのスピードを上げ、トローラーからラインを弾き出してくれた。ちなみに私達がよくチャーターする瑞漁丸(金城勉船長)は、現在はアウトリガーをポンパネット製に、そしてファイティング・チェアーも同社のSF80に取り替え、ロッド・ポストも10カ所装備し、和船ながら本格的なスポーツ・フィッシング仕様となっている。
この時のバショウカジキは、ベイトをくわえるのだが、なかなか一気に持って行かず、くわえては離し、またくわえては離すといったことの繰り返しであったが、ベイトをくわえた時にボートのスピードを上げ、ローラー・トローラーの口を開けるなど、菅野氏のサポートは実に見事なものであった。
そして、ドラグをフリーにして50mほどラインを出し、次にストライキング・ポジションにドラグを入れ、ボートを前進、フック・アップという手順となる。
バショウカジキをランディングして驚いたことは、何とフックがバショウカジキの口にチョコンとのっているだけで、フックのカエシの部分まで刺さっていなかったことである。そんなきわどい状態でありながら、最後までフックを外されなかったのは、「やはり私のファイトがパーフェクトだったのだろう!?」と思ったものの、菅野氏に「実はボートの操船が良かったんじゃない?」と言われ、がっかり……。
クロカジキの時は、カツオのデッド・ベイトを使用したが、躊躇なくベイトをくわえていった。ローラー.トローラーはバチッと一気に開き、絡み防止のためにセットしておいた輪ゴムもピシッと切っていった。
バショウカジキとクロカジキのファイトを簡単に比較すると、バショウは6kgラインでは、スムーズにとは言えないものの、ある程度泳ぎをコントロールできるし、時間をかければボートまで寄せることも可能である。ただし、クロカジキの場合は、6kgラインではただただ魚の泳ぎについて行くだけ。どうにかラインをピンと張って泳がせているだけにすぎないのが現実である。しかしながら、この過程は魚をランディングするに至る上で非常に重要な要素となる。

最難関はランディング・シーン

さて、ライト・タックルでビッグ・フィッシュを狙う際に、最も難しい局面となるのがランディング・シーンである。ここで、菅野氏の意見を紹介してみよう。
「ライト・タックルでのランディングにはいろいろな方法があると思いますが、私の場合は、魚をフック・アップした後は、カジキが水面にいる限り、どんなに暴れていようがジャンプをしていようが、それはランディングの最大のチャンスだと考えています。とにかく、ライト・タックルでは魚が水面にいる限り、恐がらず、とにかくカジキのところまで行って、ギャフを掛けるべきなのです」
以上が菅野氏の言葉であり、実際、彼と金城さんのコンビは、ライト・タックル・ビッグゲームにおける絶妙のテクニックを見せてくれる。
いつぞや、彼らのボートに同乗させてもらった時のことである。菅野氏がカジキをフック・アップさせ、ボートをどんどんリバース(バック)させ、カジキが狂ったように暴れているにも関わらずボートを近づけ、トランサムとトップ・サイド(乾舷)にラインが触れそうになった。こんなに猛烈にリバースをかけて大丈夫なのかと思っていた矢先、カジキはボートを乗り越え、キャビンに突っ込んできたのである。勢い余ったカジキのビルがバキッと折れた時には、既にカジキにギャフが打たれていたという、まさに神技的な速さには正直驚かされてしまった。ギャフを打たれた後も、カジキは凄まじく暴れていたが……。確か菅野氏が記録した213kgのカジキも10分程でランディングしたように思う(一度出たラインを巻くだけの時間)。
ここまで話すと、私達のゲーム・フィッシングの現場がどのようなものか、おおよそご理解戴けると思う。

 
 

必要条件を満たした上での注意点

次に、私達がゲームに挑む際のノウ・ハウについて簡単に紹介してみよう(これは、あくまでタックルの整備は完璧であるという必要条件を満たした上での話である)。

<ライン>

ラインは(私の場合は6kgテスト)、新品のラインを必ず現場で巻き込む。そしてそのラインは、釣れなくとも(使わなくとも)4日程度で全て新しいラインに取り替える。
阿部氏に至っては、私の6kgのラインを見て「まるで子供の運動会の綱引きのロープだ!」と私にプレッシャーをかけるが、彼が使用する4kg、2kg(4Lb)ラインは当日巻いて(当日のみしか使用せず)、外道であろうが何であろうが一度使用した後は、全て新しいラインと交換している。私は、カジキ以外の小物が釣れた時は、ファイトした部分プラスαをカットして捨てている。

<結節>

そして、ラインをスイベルに結ぶ際も、何度もテストした結果、図の方法がベストだと思う。これは菅野氏の方法を学んだものだが、確かに強い。結びの技術はライト・タックルでは特に重要で、ファイト中に結び目のことなど心配していては満足なファイトなどできる訳がない。

 
 

<ドラグ&ライン・テンション>

ファイト中のドラグ調整は緩めでOK。ただし、これはドラグ設定についてのみの話で、その状態でファイトをする訳ではない。魚には、使用ラインで出来る限りの(アングラーのテクニックによって大幅な開きがあるが)プレッシャーを与え続けることが重要である。そのためには、指をラインに当てたり、スプールに当てて調整する。ドラグを緩く設定しておくのは、あくまでも急にラインを出さなくてはならないようなパニック時に対処するためのものである。
ラインのテンションをリールのドラグ設定だけに頼るのではなく、指で微調整から大幅調整までできるように、その方法は必ずしマスターしておいて欲しい。ヤケドを恐がらずに。

<魚とのファイティング・スタンス>

フック・アップした後、僅かなファイティング・タイムでランディングにこぎつければ申し分ないものの、実際はファイトに長時間を要する場合の方が多い。
そこで重要になるのは、ボートでカバーしてもらいながら長いファイトに入る訳だが、この際注意して欲しいのは、ファイトしている魚との距離の問題だ。一定の距離でファイトを続けることは、可能な限り回避すべきである。魚が引き出したラインをリトリーブし、再び同程度の距離を引き出され……といった状況を繰り返していると、使用部分のラインの消耗が早く、ライン・ブレークの大きな要因となる。リールのスプールにラインを巻いては出されるという状況がラインには一番のダメージとなる。結果、時には思い切ってラインを出してやる判断も必要となる。使用ラインのキャパシティーを最大限に生かし、ライン・ブレークの危機がラインのある部分に集中することは避けねばならない。

<ボートの機能、キャプテンの判断>

多くのアングラーが見落としがちになるのは、ボートの性能とキャプテンの技量である。
ライト・タックルの釣りにおいては、自分が乗っているボートがどういう性能のものなのか、また、キャプテンがどれだけこの細いラインについて熟知しているかという事も大きな釣りの要素となる。
エンジンと舵が一基のボートでファイト中の際に、風が吹いていると、リバースは風の方向にしか効きにくいといった事も、アングラーとしては理解しておかねばならない。それを知らないで、キャプテンに「右にバックだ! 左にバックだ!」などと勝手に指示していたら、さすがのキャプテンも怒りだして「自分でやれ!」などという事にもなりかねない。
また、ボートをチャーターする際は、その船のキャプテンに自分のタックルを貸して、カツオやシイラを2〜3本釣らせて練習してもらうのも、ラインに対する理解を早めるのには良い方法だと思う。
「操船は自信はあるが、ライト・タックルでの釣りはまるで分からない」というようなキャプテンなら、時には運転を代わってもらい、キャプテンやボートまでもタックルの一部になってもらうのが、私達のライト・タックル・ビッグゲームの現場である。

<ベイトとドロップ・バック>

ベイト(餌)に関しては、デッド・ベイトであれ、ライブ・ベイトであれ、6kg(12Lb)以下のラインではドロップ・バック用のラインを取ることは、私は必要ないと思っている。そしてまた、ヒットした後に魚にベイトを呑み込ませる間も、リールをフリー・スプールにすることは止め、バックラッシュを起こさない程度にドラグをセットしておく。現在の私の考えでは、海で巻いたラインは、ナイロンラインであるがゆえに、しっかりと巻いた分、一度バックラッシュが起これば、もうその時点でおしまいだ。ただ、バックラッシュの危険はフック・アップの際には常につきまとう事なので、ドラグはバックラッシュを起こさない程度に効かせておくことが重要である。
6kgラインの場合は、多少ドラグが効いていても(元々その設定強度が弱いために)カジキは関係なくベイトを呑み込むことが多い。それよりもリールをフリー・スプールにしておいた場合に、チィーンとかキィーンという音と共にラインが飛び出して行った際に起こるバックラッシュの方が確実に失敗につながるのである。
カット・ベイトでトローリングをする際も、カジキ狙いの場合ならドロップ・バック用にラインを引き出しておく必要はない。ボートを完全に止め、フカセでヒラアジやイソマグロを狙っているときでも、カット・ベイトや小さなベイトならフリー・ライン用のドロップ・バック・ラインは取る必要がないと思う。また、フリー・ラインが必要になるほどの大きなベイトを6kgラインで使用することは難しい。

<ルアーの場合>

これはセオリー通りで良いと思う。
ヘッドは直径10mm〜18mmくらいの、とにかく軽いタイプを使用する。首振りはピンク糸で作り、フックはマスタッドのスチール製7/0サイズ(ベイキング)がカジキ狙いにはベストとして使用している。スカート部のビニール・ベイトの“タコ”および“イカ”は5〜6.5号程度のものをセットする。ルアーの場合、フック・アップの確率を上げるために4〜6ノットのスロー・スピードで流すようにしている。そのスピードでもよく動くように軽いルアーを使う訳だが、ルアーにはベイトより確実に優れている要素があるように思える。それには、ライト・タックル・ビッグゲームで、私が一番悩んでいることに対する回答が含まれているような気がする。
つまり、ルアーでカジキをフック・アップさせてファイトする際は、カジキと水面でファイトする時間が長く、また一度潜っても、再び水面に出てくるチャンスが、ベイトを使用した時よりも確実に多いのである。これは、フックの掛かる場所に起因すると思えるのだが、ランディングの可能性を考えると、水面で長くファイトできることが大きな要素となるだけに、最近はルアーを使用することが多くなっている。

 
ライト・タックルの際に、ルアーでカジキがヒットしたら、カジキが動いても止まっても、とにかくラインは500mほど一気にくれてやるつもりで出されるままにしておくことである。ボートのスピードを上げることにより、フック・アップが確実になるだけでなく、ラインにテンションを与え続けることで魚が潜り出すという事態を回避することができる。そのため、私はルアーで挑戦する際は、4/0〜6/0のリールに1,800m、もしくはそれ以上のラインを巻けるだけ巻いて使用している。ライブ、もしくはデッド・ベイトを使う際はルアーの時ほどラインを出さないので、2&1/2クラスのリールを使用することもある。
以上が、カジキを狙う際の私の考えとメソッドだが、カジキを狙っていても他の魚がヒットするし、実際、そういうケースの方が多いのも事実である。そこで、カジキ以外のゲーム・フィッシングの話については、友人の阿部氏に話してもらおう。
私も阿部氏のように4kg(8Lb)、2kg(4Lb)ラインでカジキを狙うこともあるのだが、まだ大物はキャッチできていない。彼のウルトラ・ライト・タックルでライン強度比30倍以上の記録を達成する可能性を聞いてみると
「可能性は極めて高いよ。今まで成田さんが書いてきたのと同じことを実行するだけさ。基本的にはビッグ・ワンに出逢うことが一番重要なことなんだから、5分でも10分でも長く海にいて狙うことサ。ライン強度比の30倍だろうが50倍だろうが、今までの知識と経験で、捕れない時はどんなに条件が良くても捕れないんだヨ!」 
と、まるで具体的でないことを申された。
 
1991年8月7日。沖縄県与那国島沖で、阿部節朗氏が記録した15.80kgのシイラ。ラインは4kgクラス。

1989年6月20日、沖縄県与那国島沖で菅野篤氏が記録した72kgのクロカジキ。ラインは10kgクラス
  私の師である菅野氏は、10〜37kg(20〜80Lb)ラインでカジキを狙っている。彼は、その日に釣れるベイト用の魚の大きさで使用するラインを決めており、ボートには常に最低3〜4セットのラインの異なるタックルを準備している。かつて、与那国島に釣行した際は、仲間が釣り上げたキハダの24kg(内蔵を取り除いたもの)をデッド・ベイトとして37kg(80Lb)ラインにセットし、ゆっくりと一日中流していた。そして翌日も「まだ身がしっかりしているから」と言って使用していた。それを見ていた与那国の漁師さん達に「あんなエサを使う人、ここの島の漁師には誰もいないよ」とか「あんなエサを見たらカジキが逃げるヨ」とか言われていたが、常識にこだわらず、あらゆる方法にチャレンジして行く彼の“釣り道”には見習うべき点が多い。ただ、彼の場合は、国内外を問わず、熱くなると予定日時に帰らず、平気で20日でも延長して釣りに夢中になる人間なのである。そういう常人の行動を逸したところで得た貴重な事実を私達に教えてくれる訳で、そこがまさに師と呼ばれる所以なのである。
私達の合言葉は「日本の海域で世界に通じる記録をたくさん作ろう!」というものである。
ここで、今回登場した私達3名の、当面の目標を述べてみよう。まずは師である菅野氏、「気軽にカジキの大物だけを狙います」。そして阿部氏「4kgライン以下のタックルで、日本でビッグ・ワンを狙います。見ててください、近いうちに必ず釣ります!」。そして私はといえば、次の目標は取り敢えず6kgラインで100kgオーバーの魚をキャッチすることに照準を合わせている。2000年現在、私達が保持しているJGFAの日本記録も、ライン強度比で見ると、私のクロカジキが11倍(6kgライン、66.00kg、1987.7.13、与那国島沖)で、バショウカジキが4.83倍(6kgライン、29.00kg、1987.7.9、与那国島沖)、菅野氏のクロカジキが7.2倍(10kgライン、72.00kg、1989.6.20、与那国島沖)、といった状態で、まだまだの感がある。3人で「人生はまだまだ長い」などど、時々訳の分からぬことを言っては慰め合っている有様である。
ライン強度比50倍の記録の可能性は、実際、あると思う。いずれ私達3人の中から出せる記録と思う。不安は無い。ただし本当に何も不安が無いですか? と尋ねられれば、こう答えることにしている。
「経済的問題と時間的問題は常にあります」と。これが解決されている限り、常に私達は記録の傍にいると思う。
 
1988年7月2日、沖縄県与那国島沖で菅野篤氏が記録した213.00kgのクロカジキ。ラインは24kgクラス。

1987年5月13日。沖縄県与那国島沖で私、成田が記録した18.00kgのカマスサワラ。ラインは6kgクラス、現在(2000年)の記録は1998年10月15日、諸江貴氏によって小笠原父島西沖で達成された31.00kg。
 

最後のアドバイス

最後に、もしもこれから「ライト・タックル・ビッグ・ゲーム」というような、最も実りの少ない?(しかし感動は100倍)釣りを始められる方々のために、安部氏からあと2〜3の注意点を話してもらおう。
「まず、気軽に入門することですネ。不勉強で傲慢な、そして下手なキャプテンの船には乗らないことです。その見分け方の一つに“釣らせてやりたい”とか、“釣らせたかった”などという言葉を吐くキャプテンを避けることが挙げられます。こういう表現をするタイプは、きまって釣りはヘタクソです。腕の良いキャプテンは“釣ろう”とか“釣るぞ!”という言葉を発します。彼らの言葉のニュアンスだけで、キャプテンのレベルが分かります。前者の場合は、仲間のボートだろうがチャーター・ボートだろうが、もうその時点でビッグな記録とは無縁の所にあります。キャプテンがボケていても釣れるというのは、ライン強度比4倍くらいまでです。この程度までならば自分だけのテクニックで、何とか難しい局面も脱することができます。しょせん、キャプテンはアングラーにとっては“道具”に過ぎないのです。次に、釣りのパートナー選びですが、できれば自分より確実に上手な人を選び、このパートナーの力によって、確実に成功率が上がる事を知って下さい。とにかくゲームですから、本気で熱くならないと面白くありません。同時に、気軽に、かーるく明るく楽しんでいれば、もう目前にビッグなトロフィーが待ち構えているのです」

 
さて、長々と書きつらねて来ましたが、これで私達の釣りの世界を多少なりとも理解してもらえたことと思う。この世界では釣りを何年やっているとか、ハワイでカジキを何本釣ったとかいうことは、まるで関係のないことなのです。要は、上手い下手か、ただ、それだけのことなのです。
スポーツ・フィッシングにおいては、今後は、どういう大物を釣ったかということよりも、どういう内容の釣りをしたかということに評価の基準をおくべきだと私達は考えています。
そして、10分でも長く海の上にいるように心掛けて欲しい。その、あと10分という時間と心に大きなチャンスが潜んでいるような気がするのです。Tight Lines!
 
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