それから20年近い歳月が経過した今日では、偉大な成功を収めたデッドベイトの前につけるルアーの一覧表は、オフショアー・タックル界の紳士録のような感じで読むことが出来る。Moldcraft社の「Softhead Little Hookers」、Acceta社の「Flat Top Jelly Belly」、Tournament Tackle社の「Iland Lures」…等々は、バリフーの前につけられて、どれも素晴らしい釣果を残しているのだ。特に、Acceta社の「Flat Top Jelly Belly」とMoldcraft社の「Softhead Little Hookers」は、波だっているときなどに、ナス形オモリをつけて使用するのにぴったりである。Tournament Tackle社の「Iland Lures」はすでにオモリが内蔵されているので、別のオモリをつける必要はない。しかし、波立ちが激しくなったときには、むろんナス形オモリも付け足すことが可能である。こうすると、荒天用に最適のものとなる
ベイトと組み合わせて使うルアーの中で、この他に人気のあるものは、日本式のフェザージグとその仲間であるキラキラしたマイラー、ナイロン・ジグの「No Alibi」シリーズ……等がある。両者ともカラフルで重さも充分だが、水飛沫を上げるようなアクションはあまりなく、カジキよりもツナ・フィッシングに適している。